近年、落ち着きと温もりを感じさせる「古民家風」の住まいが人気を集めています。とくに中古の平屋をベースにリノベーションするケースは、平屋特有の暮らしやすさと古民家の雰囲気を同時に楽しめる点が魅力です。
しかし、見た目のデザインに惹かれて安易に進めると、思わぬ追加費用や生活面での不便さに直面することもあります。今回は、中古平屋を古民家風にリノベーションする際に注意したい5つのポイントを解説します。
≪目次≫
古民家風に仕上げる場合でも、まずは建物自体の安全性を確保することが最重要です。中古平屋は築年数が経過しているケースが多く、以下のような劣化が見られることがあります。
〇基礎のひび割れや沈下
〇柱や梁の腐食、シロアリ被害
〇屋根の雨漏り跡や瓦のずれ
特に耐震性能は見逃せません。1981年以前の建物は新耐震基準が適用されていないため、耐震診断と補強工事が必要になることがあります。リノベーションのデザインよりも先に、構造面の調査を専門家に依頼することが大切です。
古民家風の雰囲気を出すために、土壁や無垢材をそのまま残す計画を立てる方も多いですが、断熱・気密性が不足していると夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。
〇床下や壁内に断熱材を充填
〇窓を二重サッシやLow-Eガラスに交換
〇隙間風を防ぐ気密処理
外観や内装で「古き良き趣」を再現しつつも、現代の住宅性能を兼ね備えることで、見た目と住み心地の両方を実現できます。
中古平屋は水道管・排水管・電気配線が古いままの場合が多く、リノベーションの機会に更新するのがおすすめです。
特に注意すべき点は以下の通りです。
◇給水管の錆びや漏水リスク
◇排水勾配の不備による詰まりや悪臭
◇電気容量不足によるブレーカー落ち
キッチンや浴室、トイレなどの設備交換を行うなら、同時に配管や配線を刷新しておくと将来のトラブル防止になります。
古民家風の雰囲気を出すためには、無垢材、漆喰、古建具、梁の化粧出しなどがよく使われます。ただし、古材や天然素材はコストが高くなりがちです。
〇表面だけ古材風に加工した新建材を使う
〇主要部分のみ本物の古材を採用
〇造作家具や照明で雰囲気を演出
このように「見える部分にこだわり、見えない部分はコストを抑える」工夫をすると、予算内で理想の空間が作りやすくなります。
外観を大きく変更する場合や、屋根材・外壁材を古民家風に変える場合は、自治体の景観条例や建築基準法に適合しているか事前に確認が必要です。
〇増築や構造変更は建築確認申請が必要な場合あり
〇景観地区や伝統的建造物群保存地区では使用できる素材や色に制限があることも
これらを事前に調べずに工事を進めると、やり直しや申請のやり直しで時間と費用がかかってしまうことがあります。
中古の平屋を古民家風にリノベーションするのは、暮らしやすさと趣を両立できる魅力的な選択肢です。しかし、構造・性能・法規制といった基本部分をおろそかにすると、せっかくのリノベも後悔につながります。
1、構造の安全性を第一に
2、断熱・気密性を確保
3、設備の老朽化対策
4、素材選びは費用とバランスを考慮
5、法令・条例を事前に確認
これらのポイントを押さえて計画すれば、見た目も性能も満足できる理想の住まいが実現できます。一言で平屋といっても現代では多様化が進んでいます。まずは予算を決めて、予算の中での選択肢を見つけ出すことが重要です。古民家再生は、実際に住む以外にお店にする、民宿として営むなど用途も様々ですが、実際に住むとなると、生活する上での注意点が多くございますので、しっかりと住んでからの想像をすることが必要です。
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